犬ブログ

ゴールダー(ゴールデンレトリーバー×ボーダーコリー)の成長記録と、犬について調べたこと、知ったこと。

動物病院の賢い使い方を提案!我が家は複数の動物病院に通っています!

我が家の愛犬は、複数の動物病院を行き来しています。

動物病院との賢い付き合い方を、考えています。

 

動物病院とのおつきあいを考え直したきっかけ

私は、愛犬が私の最初の犬です。

子供の頃に犬と一緒に生まれ育った、というような境遇ではありませんでした。

犬と一緒に生活したのは成人してからの2年ほどで、

その犬は私の犬ではなく、住んでいる場所に犬がいる、というような環境でした。

つまり、現在私は犬を飼っているけれど、

買い始めた時は動物病院との付き合い方は全くの素人でした。

 

動物病院とのおつきあいの方法が、わかるようでわかっていませんでした。

 

まず驚いたのは、日本人のように政府による負担がないため、診療費や医療費が全て飼い主の自己負担になること。

レントゲンを撮影したら、その時の診療代は1万円を超えます。

これは犬を飼い続けている人にとっては常識でしょう。

 

動物病院にしっかり通わせてもらっている犬とVSそうでない犬

歯を磨く犬VS磨かない犬

おやつを無限に与えられ続け甘やかされている犬VSおやつをもらわない犬

こだわったドッグフードを与えられている犬VS安い日本製のドッグフードを食べる犬

毎日散歩に行く犬VS時々散歩に行く犬

など、犬によって違う...

いや、違いますね。

犬の飼い主に応じて、犬の境遇が全く違うことに気づきました。

 

特に気になったのが、日本人のヒトの医療と同じで、

犬や動物の世界でも、日本は予防医療の意識が高くないこと。

日本人は、医療費が安いために、病気になったら病院に行って治療して貰えばいいという考え方が浸透していて、病気にならないための「予防医療」の考え方が少々遅れていると思います。

 

ワクチンを接種している犬と、していない犬

ワクチンを接種している犬と、していない犬がいることにも驚きました。

 

わたしは、地元の掲示板「ジモティー」の、飼い主募集をしている犬や猫のページをよく読みます。

 

なんらかの理由で近いうちに犬を手放さなくてはいけない、なので未来の飼い主を探しています、と、現在の飼い主が犬の紹介文を掲載しています。

その紹介文を読むと、飼い主が犬をどのように育ててきたのかがすぐにわかります。

 

飼えなくなった方...と、

新しい飼い主を募集している犬の自己紹介を書いてるのは現在の飼い主です。

現在の飼い主に書かれた犬の紹介文を読むと、書かれているのは

「ワクチンは打ったと思います」

「ワクチンは一度打ちました」

「まだです」などなど。

生まれたての子犬ならともかく

2歳3歳と歳を重ねている犬に対して、ワクチンや狂犬病ワクチンの接種が「よくわからない」もしくは「明記されていない」ことが多いです。

 

「ワクチンは打ったと思います」

(打ったと「思います」ってどういうこと?記録は?)

 

「ワクチンは一度打ちました」

(でも、一度って、いつの一度の、どのワクチン??もう5歳なんだよね??)

 

「まだです」

(もう1歳4ヶ月なのに??)

 

このようなツッコミどころの多い紹介文を書かれている犬は、きちんとワクチンや、ノミダニの薬や、フィラリアの薬を飲んでいるのでしょうか。年に一度の血液検査や、健康チェックを受けているのでしょうか。

書かれていないということは、受けていない、飲んでいない可能性が高いように思えます。

与えているのでしょうか、与えていないのでしょうか。

 

もちろん時々「新しい飼い主を探しています、使っている道具やケージも、与えている駆虫薬も全てお渡しします」というような文章が書かれている犬もいて、「あぁ、この犬は、きちんとした飼い主さんに飼われているんだな」と思える投稿も見かけます。

 

長くなってしまいますが、日本は、人間に対しても動物に対しても、病気を未然に防ぐ意識が人によってかなり違うことを知りました。

犬を通して、知識を深めました。 

 

犬がワクチン接種や寄生虫予防をしていないと、犬の健康にも人間の健康にも悪い影響がある

ワクチン接種や駆虫をしていない犬が、人間と触れ合うのは危険です。

赤ちゃんや子供だけでなく、大人だって危険です。

犬に舐められることで、寄生虫などが人間にうつる可能性もあるわけです。

 

そのようなリスクや感染症を防ぐためには、ワクチンを接種したり、定期的に薬を飲ませて病気や寄生虫を予防してあげたほうがいいのです。

「あげたほうがいいのです」なんて優しい言い方ではなく、

犬には駆虫薬や予防薬、ワクチンが必須です。

 

犬は、「痛い、きつい、つらい」など自分の病気を言葉にできません。

痛い思いをしなくていいように、きつくて辛い経験をしなくていいように、飼い主が守ってあげなくてはいけません。

 

 

ワクチンも、駆虫薬や予防薬も、高い!

ワクチンは年に何回も打たないので、そこまで高額ではないように思えます。

しかし、ノミダニの薬、フィラリアの薬は、とても高額だと私は思います。

 

例えば、我が家の犬にかかる金額は?

冬の間は、ノミダニフィラリアの薬は飲みませんでした。

5月に飲み始めます。

動物病院でおすすめされる薬は、1錠でノミ・マダニ・フィラリアを予防できる薬(ネクスガードスペクトラ)で、約4,000〜5,000円です。

1錠でこの値段です。

 

虫の活動が活発な時期である5月から、10月頃まで飲むと6ヶ月。

かかる金額は、

1錠4,000円ならば24,000円(税抜)

1錠5,000円ならば30,000円(税抜)

かなりいいお値段です。

週末、韓国旅行に行けるくらいの金額ですね!

しかもこの金額に、8%の消費税がかかってきます。

WOOOW!!

 

もちろん、犬の体内でフィラリアが活動して心臓に詰まってしまったり、ノミやダニがついてしまった方が犬の医療費や部屋の掃除にかかる手間暇がかかってくるため、薬を飲んで虫がつくのを予防することの方が安く済みます。

それはわかっていても、なかなか高額です。

 

犬の予防医療が浸透しない理由3つ

1.飼い主のモラルが低い

飼い主が、犬の生態を全く調べず、自分の育てたいように育てると、予防医療なんて考えもしないでしょう。

歯磨きもさせない、散歩にもほとんど行かない、人間の食べる高カロリーなものを平気で食べさせるなど、犬を雑に育てる人はいます。

また、「犬は家の外で番犬として生活するべきだ」という古い考え方の人も、犬を定期的に病院に通わせたり、て月に一度の薬を与えたりしない人もいるでしょう。

 

2.予防医療にかかる金額が、高いから

1錠数千円の薬を「高い」と思ってしまい、飲ませない、買わない。

獣医に勧められても、飲ませるのか、買うのかどうかは、飼い主次第です。

値段を理由に飲ませない人もいるでしょう。

 

3.動物病院でしか購入できない薬があるから

動物病院でしか手に入らない薬があると、動物病院が近くにない人は、面倒になって行かなくなったり、一度にまとめて数万円の薬代を払うのが嫌になって与えなくなる人もいるのかもしれません。

 

我が家の愛犬の、予防医療への考え方

どんなに高くても、犬の健康のために予防薬を服薬させることは賛成です。

犬の体の中に寄生虫が入ったり、ダニやノミがついたりするのは嫌です。

「しかし、それにしても、犬の薬はとても高い」というのが私たちの意見でした。

 

また、私の考え方を変えたのは、パートナーの意見です。

彼はかなりたくさん調べてくれました。

また、彼自身がこれまでの人生で、犬と一緒に兄弟のように育ったような環境で生活をしていました。

 

彼の意見は、こうでした。

「動物病院も、商売なのだから、値段が病院によって異なるはず」

「『医療費がこの値段になりますよ』と事前に説明しない病院はおかしい」

「日本の動物病院は、こちら(飼い主側)から医師に質問をしないと金額の説明をしない」

「なぜ、医師は診察や検査にかかる金額を明確に質問しないのか?『このような検査をしたほうがいい、それはいくらだ』と、検査や診察の内容と同時に金額を説明をしないのはなぜか?」

「飼い主側が、診察にかかる金額を質問するのは、おかしなことではないし、金額を質問した後に『別の病院にします』『検討します』と一度引き下がるのはおかしなことではない。金額を聞いて別の病院や手段を探すのはおかしなことではない」

というもの。

 

彼のこの意見には目からウロコでした。

確かにその通りなんですよね。

全額負担、だからこそ、金額についても質問するのはおかしなことではない。

いくつかの病院の金額や、医師や看護師の態度を比較するのはおかしなことではない。

レストランも、食べログなどでレビューが書かれ、店それぞれにスコアがついています。それと同じように、動物病院もいくつかを比較して使いやすい動物病院を選ぶのは、おかしなことではありません。

 

もちろん露骨に金額だけを重視するのは変ですし、安い=いい病院ではありませんが、受診者にも選ぶ権利があるのだから、病院同士を比較することはなんらおかしなことではない、「確かにその通りだな」と思ったのです。

 

我が家は複数の病院を使っています!

そうして至った結論は、複数の病院を使うこと。

セカンドオピニオン、サードオピニオンとしていくつかの病院を使っています。

 

なるべく毎日歯磨きをさせて、おやつを与えすぎず、散歩に連れて行き、時々加糖や加塩をしていない野菜ジュースを舐めさせ、毎月ノミダニフィラリアの薬を飲ませて、狂犬病のワクチンを毎年打つ。血液検査もする。

 

家でできることと、動物病院にお世話になりながらやりたいこととをうまく組み合わせて、複数の動物病院を使いながら、愛犬の健康を守りたいと思っています。

 

そのうちの1箇所については、昨日記事を書きました!

▼ここの病院、本当におすすめです!!

セカンドオピニオンとして、他の動物病院と掛け持ちするのもおすすめです。

 

人間の病院は3割しか負担しなくていいわけですが、犬の病院は飼い主の全額負担です。だからこそ、もっと動物病院選びにはシビアになっていいんじゃないかな?と思います。信頼の置ける、いいと思う先生のいる動物病院をひいきにした方が、飼い主のためにも愛犬のためにも良いと思います^^

 

www.golden-border.com