犬ブログ

ゴールダー(ゴールデンレトリーバー×ボーダーコリー)の成長記録と、犬について調べたこと、知ったこと。

子犬をタダで手に入れるには?

子犬を完全にタダで手に入れる方法は?

ふたつあります。

 

ひとつめは、ご友人などの家庭で生まれた子犬をワクチン未接種の状態で譲ってもらうことです。

ふたつめは、里親募集の保護犬を保護することです。

 

 

ご友人などの家庭で生まれた子犬をワクチン未接種の状態で譲ってもらう

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子犬の生体代は完全にタダです。

また、ブリーダー資格を所有していない一般人の家で生まれた犬を売買することは禁じられています。

 

また生体代をタダで手に入れたとしても、

子犬はワクチンや狂犬病の注射を接種しなくてはいけないため、引き取った後に諸経費がかかります。

ご家族も睡眠時間などをすり減らして立ち会ったり、生まれて間もない子犬を母犬と一緒に世話をしたりというのは労力のかかることです。

「お疲れ様、譲ってくれてありがとう」の菓子折りくらいは、感謝の気持ちも込めてお渡ししてもいいかもしれませんね。

 

子犬にかかる手間ヒマ、金額はこちら!

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ご友人などの家庭で生まれた子犬をワクチン未接種の状態で譲ってもらう場合のメリットとデメリット

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メリットは、自分の親しい知り合いであるほど話がポンポンと進みやすいことです。

引き取った後に「こんな時はどうすればいい?」という相談もしやすく、しつけや食生活のアドバイスをもらうこともできるでしょう。

また子犬は、人間と同じで両親の気質や病歴を受け継ぐことも多いため、両親犬の性格や血筋、病歴がわかると、犬を育てていく上で色々と配慮しやすいです。

 

デメリットは、あえてあげるなら「適当な飼育はできない」ことでしょうか?

犬を譲った方は、子犬が大切にされ、いい環境で健やかに育っていることを願うものです。

 

譲ってもらったのであれば、時々「最近の様子はこうですよ」と報告をした方がいいですし、適当な飼育はできませんね。

 

里親募集の保護犬を保護する

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これは完全に無料とは言えないこともあります。

 

使うWEBサイトや状況によっては、ワクチン代や手術代、子犬が摂取した薬の代金や輸送費を支払う必要があるためです。

 

例えば保健所の譲渡会などではすぐに犬を見たり触ったりすることができます。

しかし里親募集サイトなどに掲載されている犬は、自分の都道府県以外の場所にいる犬も見ることができて便利ですが、遠方からの輸送費がかかることもあります。

もしくは自分が出向いて、犬を保護して引き受けて、戻る場合の交通費でしょうか。

 

必要経費を保護団体が完全に負担することは難しいものです。

 

里親募集の保護犬を探すことができるWEBサイト

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いずれも、必ずしも無料ではありません。

むしろ有料の方が多いことは、先に申し添えさせていただきます。

 

ペットのおうち

犬以外の様々なペットの里親募集が掲載されています。

サイトを利用する際は利用規約と会員規約をよく読んでから利用するよう呼びかけています。

 

OMUSUBI

犬よりも猫の掲載が多い印象です。

 

Lifeboat

NPO法人が直接運営しているWEBサイトです。

ペットのおうちとOMUSUBIは情報の掲載のみで、掲載者と閲覧者(もしくは譲渡希望者)のやりとりには関わりません。

しかしこちらのサイトは掲載されているペット=WEBサイトを運営しているNPO法人が保護しているペットです。

 

ペットのおうちさんとOMUSUBIさんはあくまでも情報掲載サイトで、取引自体は情報掲載者と譲渡希望者のやりとりに任せられているため、金額や必要な契約書や条件などはそれぞれの情報掲載者に委ねられているようです。

 

里親募集の保護犬を保護することのメリットとデメリット

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メリットは、殺処分を控える犬が新しい家族に出会えることです。

 

デメリットはありません。

人によっては「保護犬をゆすり受けるには条件がきつすぎる」という点をデメリットとして捉えてしまう方もいるかもしれません。

しかし保護犬を譲り受ける時の基準は、ペットショップで犬を飼うときにも同じ条件を課してほしいと思うような、必要な内容だと思います。

あまりにも簡単にペットショップで犬が買えてしまいます。

問題だと思います。

後述します!

 

「子犬をタダで手に入れる」ことに関するわたしの考え

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ここまで

「子犬をタダで手に入れる方法」

というタイトルに沿って論じてきましたが、

これから子犬と出会う人には

・タダで子犬を手に入れること

・家族となる大切な子犬と出会うこと

 どちらが目的でしょうか?と質問したいです。

 

犬を育てるにはお金がかかります。

人間ほどではありませんが(笑)

 

必要な予防接種を全て受けさせたり

毎月フィラリアの薬を飲ませたり

必要な去勢や避妊の手術を受けさせたり

ドッグランに連れて行ってストレスを発散させてあげたり

おもちゃを買ってあげたり

おやつを買ってあげたり

おいしいドッグフードを食べさせたりしてあげてほしいです。

 

ちなみに小型で飼いやすそうとして人気の犬種のトイプードルやポメラニアンは、毎月一定のカット(トリミング)代がかかりますよ!

 

「安いから選ぶ」「タダだから選ぶ」ではなくて

犬にとって幸せだから選ぶとか、犬にとってこちらの方が合うから選ぶとか、そういう価値判断で犬と共に過ごしてほしいなと思います。

 

また、話は少しずれるようですが、

日本は飼育の申請(鑑札)なども含めて

ペットを手にする基準があまりにもゆるすぎると思っています。

 

ペットを飼う時点での飼育の申請、狂犬病、去勢や避妊の手術、各種ワクチンなどは法律で必ず義務付け、「法律を守る人がペットと暮らすことができる社会」になってほしいです。

 

あまりにも簡単に、ペットショップで犬を買えてしまう。

 

犬は愛玩物ではなく、家族です。

犬にお金をかける必要はありませんが、

犬にとって必要な世話や投資ができる人が犬を飼うことで

不幸な犬も減るのではないかと思います。

 

家族として迎え入れるタイミングで覚悟を確認し、法律を守ることができる人のみがペットと暮らすことができる。

このくらい厳格にしなければ、保護犬や殺処分問題は全くなくなりません。

 

「可愛いから買っちゃおう」

「子供が犬が欲しいって言っているから、買うか」

と気軽な気持ちで興味を持つことはいい。

しかし気軽な気持ちで興味を持ったからといって、気軽な気持ちで手放していいものではありません。

 

 

子犬をタダで手に入れることができても、

子犬に必要な投資はが、惜しまずにできること。

そのような人に、犬との生活を共にしてほしいです。